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事例:「こだわり」貫く40代女性

今回ご紹介するのは、当相談所に入会した40代前半の女性の事例です。彼女はカウンセリングやお見合い行動から男性に対して強いこだわりがあることが判りました。

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お客様が抱えていた課題

彼女が抱えていた課題は以下の3つです。

  • 「見た目」へのこだわり

結婚相談所では、お見合いシステムを介して会員の行動がつぶさに観察できます。分析の結果、お相手の探索行動から彼女の行動パターンが浮き彫りになりました。通常の女性会員とは異なる見た目へのこだわりです。そして、カウンセリングを通じてこの価値観が彼女の選択行動に強く影響していることが判りました。

  • 「年下男性」へのこだわり

婚活市場において、子供を求める男性は35歳を境に40代の女性を対象に入れることはありません。また、ほとんどの男性は5歳年下を基準にお相手を検索することが大規模調査から分かっています。しかし、この女性会員は年下男性へのこだわりがあるため婚活市場において大きなミスマッチが起こっていました。

  • 婚活の「長期化」の懸念

結婚相談所の活動期間は平均6ヶ月から1年と言われています。その試金石になるのが、最初の3ヶ月です。この時点で仮交際が複数名いると平均活動期間で成婚に至ります。しかし、市場とのミスマッチが選択肢を狭まる結果になり、お見合いの成立率は平均10%を大幅に下回る3%程度となっており、活動開始3ヶ月で1名の仮交際に留まっていました。

解決に向けた取り組み

こうした課題に対して、当相談所は以下のように解決に向けて取り組みを行いました。

  • 思いを尊重し、申込数でカバー

彼女は強い意思がありました。そのため、彼女の思いを尊重しながら、申込数を増やす対策をアドバイスしました。また、定期的なカウンセリングでは、その行動力を承認することでモチベーションを維持することに努めました。その結果、継続的に十分な申込数を確保でき、定期的なお見合いの成立につながりました。

  • 市場分析から年齢を微調整

約50件のお見合い申し込みをした段階で、ミスマッチの状況を整理して「見える化」しました。その結果、大規模調査の結果と同様に、希望年齢が40歳以下の男性とのお見合い成立率が極端に低いことが判りました。その際、お見合い成立率の高い4歳差上をめざして微調整するようアドバイスしました。その結果、お見合の成立率がある程度改善し、平均値に近づきました。

  • 長期化の可能性の理解促進

40代前半の彼女にとって婚活の長期化は「子供を持つ」という選択肢のある女性にとって大きなリスクです。なぜなら45歳になると女性の自然妊娠率は約1%に低下するためです。そのため、カウンセリングを通じて、不妊治療の実際について理解を促進し、そのリスクを認識してもらうようにしました。その結果、行動量が増え、お見合の成立率も高まり、判断も迅速になりました。つまり、PDCAが高回転に回るようになりました。

当相談所ではお客様の課題と強みに着目します。

詳細をお知りになりたい場合は、こちらからお問い合わせください。